2012年8月 6日

稲穂

午前中、久しぶりに雨が降りました。
連日の猛暑でからからに乾いていた田んぼ。
さぞかし稲も喜んでいるでしょう。

夕方に田んぼに行ってみると、
稲穂が見事に顔を出していました。
(雨が降ったからでた訳ではないと思いますが、)

DSC_0234.jpg

DSC_0240.jpg

DSC_0235.jpg

DSC_0245.jpg

今年も豊作の予感。
秋が楽しみです。



2012年5月30日

田んぼ草刈り

_ND71958.jpg

田植えから3週間ほど、田んぼの中の藻と畦の草の成長が著しい。
ここ最近雨も降らず、水も少なくなってきました。

_ND71956.jpg

足跡に残るわずかな水にひしめくオタマジャクシ。

_ND71902.jpg

通りがかったおばちゃんによると「よばい草」と呼ぶらしい。
夜に畦から這うように田んぼの中にのびて根をはっていくかららしい、繁殖力が尋常でなく非常に厄介な草。
田んぼをはじめた年、この草を放っておいて稲刈りを迎えたら稲が刈りづらくてしょうがなかった覚えがあります。
だからといって稲がならなかった訳ではなかったのですが、やはり草を放っておくとその分田の養分をとられるということがあるのだろうか・・。
それに体裁が悪いということを地元の人は一番に気にしているようです。
僕はなまぐさなので雑草が生えようが、若干収穫量が減ろうがあまり気にならない性質なのですが、、
それでも最近は頻繁に田んぼに行って水の量をみたり、ついでに雑草を引っこ抜いたりしているうちに不思議と田んぼと稲に愛着のようなものが湧いてくるのです。

_ND71903.jpg

愛用している鎌。
知り合いに頼んで送ってもらった、刃物の産地新潟の燕で作られた手打ちのもの。
刃の方は申し分ないのですが、長時間の使用をするには柄の形状がいまいちだと感じています。シンプルに丸い棒を使った、一見持ちやすいものなのですが、作業をしているとすぐに握力がなくなって手首が疲れてきます。
握りの部分と、柄に若干の角度がついていたらもっと使いやすいだろうにと思いました。
そこまでの使い心地を求めるとなると、やはり工業製品では作りきれないでしょう。
田んぼをならす道具「たいぶり」でも感じましたが、自分に一番合う道具は自分で作るしかないのだと思います。



2012年5月 6日

2012/5/6 田植え

_ND71686.jpg

今年も連休中に田植えを行ないました。
毎回忘れてしまうことが多々あるので今回は備忘録も兼ねて。

・今回のわくは升目が小さいものを使用(3年ぶり、3年前が一番の豊作で30Kgが7袋強)
・一週間前にためた水は藻が増えていて見通し悪
・わく転がしに水糸は必要(今回は横着したために奇麗ではなかった)
・トラクターが回転する場所の土が少なくなるので代掻きで埋める
・苗は3本植え
・下の田んぼとの境の畦がゆるい
・参加者は大人4人ばあちゃん2人、ちょうどお昼までで終了
・苗は5畳と半分ほど使用
・田植え後、上の田んぼの畦から水が漏れてうちの田んぼが溢れる自体に・・要注意

_ND71687.jpg


_ND71691.jpg

田んぼで食べるばあちゃんのおはぎはなぜこんなに美味しいのでしょうか。
5、6個平気で食べられてしまうから不思議です・・

_ND71695.jpg

そして、我々とは比較にならないスピードで植えていくばあちゃん達。
昔は10人くらいで横一列になって植えていったそうです。
わくは前日に転がしておかないと間に合わなかったらしい。
かつての田植えの風景を想像してみました。


2012年3月24日

種まき

今年もまた種まきの季節がやってまいりました。
去年同様、晴れたり雨がばらついたりする不安定な天気の中決行。

_ND70676.jpg

大家さんの納屋の前に土を入れた苗箱を並べて(道路にかなりはみ出てますが・・)、水まきから。

_ND70684.jpg

年に一度だけ活躍するばらまき機

_ND70686.jpg

種もみももちろん大家さんの自家栽培。
今では皆さんほとんど苗は買ってくるようになって、種から育てている人は多くないそうです。

_ND70690.jpg

大家さんのじいちゃんの手。
ばらまき機で撒ききれていない隙間に手で丁寧に撒いていきます。
水の撒き具合、種の量、その上にかぶせる土の量、と皆さんなかなかこだわりがあり、遠慮なく意見が飛び交います。
今年は早稲はつくらいないとのことでコシヒカリのみ240枚程撒きました。
その内うちの田んぼに使うのはわずか6、7枚程。 3、4日暖房室で暖めて芽がでたところをハウスに移動させて田植えの日を待つことになります。

_ND70697.jpg

こちらは本日の"かぶし"。サバ2本。
味噌煮にして美味しく頂きました。



2011年9月19日

稲刈り

_ND76251.jpg

日曜日の朝、連日の雨の中奇跡的に晴れてくれました。
朝飯前の仕事では当然大してはかも行かず・・
が、日が昇り始めるとみるみる気温が上がり、猛暑日に・・

_ND76254.jpg

やはりばあちゃんたちのパワーは圧倒的でした。
軽く見積もって、ばあちゃん1人で動ける若者素人の3人力。
今年はいい時期に雨が降って、日照りと雨が交互に来た時期があったので、穂がとってもまあそいそうです。

_ND76263.jpg

休憩はばあちゃんが作ってくれたおはぎ。
どんだけでも食べられてしまうので不思議です。

_ND76270.jpg

それでも、さすがのばあちゃん達もこの日の暑さには参ってました。

_ND76284.jpg

大家さんに誘われて、途中から参加してくれたもう1人の行きずりのばあちゃん。
ここ数十年していないといっても、体が昔の作業を覚えているところがスゴい・・

_ND76289.jpg

去年は風でハザ(ハゾとも言うらしいが、このへんではハザ。なにが語源なのでしょう・・)が倒れたので、向きを変えてみました。
僕らが使っているのは、鉄でできた三脚に竹を渡すという簡易的なもの。 ちゃんとしたハザは木を縄でしばって何段も高く上にかけられるようになっています。

_ND76290.jpg

ばあちゃん見習いの女子衆、来年も期待しています!

_ND76296.jpg

そして戦力にならない(むしろ邪魔でしかない)息子。なぜか泥まみれ。

_ND76316.jpg

今年も無事刈り終える事ができました。
でも実は乾燥後に籾スリという地味で大変な作業が待っているのです。
(ただ今お手伝い募集中)

このハザ干しでの自然乾燥、出来上がった米が格別においしいからということもありますが、今回はさらに別の計画もあります。
実は今回の稲藁で現在設計中の新居の畳の畳床を作ろうというもの。
稲刈り機で刈ってしまうと、刈った瞬間に粉々にされて田んぼに撒かれてしまいますが、昔の人は稲藁で縄を結ったり、草履や筵を編んだりと米づくりが食だけに留まらずに生活の道具へと繋がっていたんですね。今では藁はほとんど使う事はないですが、昔は必需品だったのだろうと思います。そんな藁を無駄にせずに生活に取り入れる事ができると思うとワクワクしてきますね。
自分で作った藁でできた畳で寝る日が待ち遠しいです(ホントにできるのだろうか・・)。

_ND76317.jpg



前の5件 1  2  3  4  5  6  7