年明けに伊勢神宮に行ってきました。
伊勢神宮(内宮)とそこから40キロほど離れたところにある瀧原宮。
熊野街道が通る滝原の山間にあって伊勢神宮の遥宮として祀られている瀧原宮は、
倭姫命が伊勢神宮に天照大神をお祭りする前に定めた場所とも言われ、
参道や御手洗場等、社の配置も伊勢神宮(内宮)と似ていて、
内宮の原点はこちらにあったのかなとも感じられるような神々しさがありました。

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建物では瀧原宮に隣接した土地に置かれていた御舟殿(みふなどの)、
伊勢神宮(内宮)と同じ神明造で建てられている御稲御倉(みしねのみくら)を間近に見ることができました。

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実は行く数日前ブラタモリの伊勢神宮編を見て知ったのですが、
この倉のすごいところは、柱が屋根の重さを受けずに梁が柱から浮いているということ、
実際に見ると確かに浮いていました。
じゃあ屋根の重さはどこにいくかというと板倉の壁が梁から直接重さを受けて、
その重さのおかげで板の間に隙間ができず中の穀物を動物等から守ったのだそうです。
隙間を作らない仕組みもすごいですが、梁を柱から浮かせておいて固定しないというやり方はとんでもないです。
現代の耐震の考え方からは完全にはみ出しています。もちろん筋交いも構造壁もない。
にもかかわらず20年ごとの式年遷宮によって二千年の歴史を有するこの構造物が見られるという・・
内宮は見えませんがこの倉は間近で見ることができるのでおすすめです。

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2016年8月 8日

琉球ガラス洗い出し

現在店舗の内装工事をしている物件の店先の土間の仕上げに、
琉球ガラスの洗い出し仕上げを行いました。

というのもそのお店は沖縄の雑貨を扱うことになるお店。
琉球ガラスの品々も販売されることになります。
そこで沖縄のガラス工房の方に相談して、制作の途中ででる破片や、
割れたガラスなどを分けていただくことになりました。

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特徴的な泡ガラス、青や赤の色合いがとても綺麗です。

この破片をモルタルに混ぜ込んでいきます。

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量はセメント70Kgに対しガラス15kgほど。

左官屋さんは均一に洗い出しを行うには50Kgに対し20Kgほど必要ではないかとおっしゃっていました。
今回はガラスの量を少し控えめに、まばらになるように量を減らしてみました。

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しっかりと混ぜ込んでガラスがほぼ見えなくなりました。

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コテで下地の上に20mmほどの厚みで塗っていきます。

最初にガラスなしのモルタルを10mm塗っておき、半乾きの上にガラス入りのモルタルを塗りつけ、
上からコテで抑え、しっかりと食い込ませます。

夏の暑い日差しの中、直射日光があたりすぐに乾燥していく場所と、日陰でなかなか乾燥しない場所があるので、
時間差をつけながら左官屋さんは仕上げていきます。

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ある程度乾いてきた状態で、頃合いを見計り、表面のモルタルを水をかけながら洗い流します。
すぐ前の道路に流すわけにはいかないので、スポンジでふき取り、バケツに移す作業を繰り返します。

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全体を均一に仕上げるのは至難の技です。
黒澤Tシャツを着た左官屋さんが真夏の暑い日差しを浴びながら、
土と一心不乱に対峙している姿が印象的でした。

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洗い出しが終わり、ガラスの破片がちらちらと見えています。
乾いてどんな表情を見せてくれるのか、とても楽しみです。

2015年11月24日

見学会のお知らせ

設計をさせて頂いておりましたB様邸の見学会が、施工会社のアオイ建設株式会社さん主催で行われます。

間口約5mの細長い敷地にたてられたコンパクトな住宅です。

興味のある方は是非お立ち寄り下さい。

日時:11月29日(日)10:00〜17:00

場所:七尾市小丸山台 ※地図をご覧下さい

※小さなお子様のご来場はご遠慮頂くこととなりますことをご了承下さい。

※駐車スペースが限られておりますので、係員の指示に従って駐車して下さい。

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2015年7月22日

地鎮祭@武蔵小杉

7月21日 火曜日 大安

武蔵小杉にて地鎮祭を行いました。

すでに真夏の暑さの中、小さい赤ちゃんを傘で日差しから守りながら、
友人一家の新しい家の無事完成をお祈りしました。

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普段は能登ののんびりした環境で設計しているので、都会での工事に対応していけるか若干不安ですが、、
依頼してくれた友人の期待に応えられるよう精一杯がんばりたいと思います。

それにしても、都会では地鎮祭で四隅に立てる竹も買ってこなくてはないというのにはびっくりしました・・

2015年6月23日

地鎮祭

6月22日 月曜日 大安

B様邸の地鎮祭を行いました。

梅雨空が続いた週末でしたが、月曜日はお天気にも恵まれて、気持ちの良い日となりました。

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間口約4.8m?のうなぎの寝床状の敷地です。

ここで家族4人の新しい暮らしを作っていきます。

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完成は秋の予定です。

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