2016年10月 7日

足踏み脱穀

稲刈り後分室前にハザ干し中の稲。
雨の日が多く中々乾きません。。。
晴れ間をみて、能登デザイン室のスタッフ総出で平日の午前中に脱穀を始めました。

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今年は知り合いに譲って頂いた「脚踏み脱穀機」に挑戦です。
足でペダルを踏みながら手に持った藁を回転する針金のついたドラムにあてて脱穀していきます。

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籾だけでなく藁も弾かれて混ざっています。
ふるいにかけて、今度は唐箕を使って籾とその他のものに選別します。
重さと風を利用しての選別。昔の人はよく考えたものです。

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でも、やはり道具だけでは足りません。風に飛ばされずに籾と一緒に落ちてきた雑草の種やダンゴムシ等。
最後は手動で除去。なんと、手間ひまのかかる作業,、、、。
今年は稲の出来がちょっと悪かったので、量は少なく、半日仕事で半分を終えました。
コンバインを使っての脱穀なら、田んぼ一枚分をおそらく30分ほどで終えることができたでしょう。
コンバインの凄さを改めて実感しました。

しかし手動の道具を使って、みんなでする作業は結構楽しいもの。
残り半分は、週末に子ども達も交えてやろうと思っています。

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能登島に移り住んでから、古い道具を譲ってもらう機会が度々あり、唐箕やふるい、箕、ザル等が何個も家にたまってきていました。
そして今回の足踏み脱穀機。
昔ながらの道具が役に立ち、そして一つ一つの道具がもつ役割を肌で感じることが出来たのは、今回手動で脱穀を行った一つの収穫かと思います。
新米が口に入るのはもうちょっと先になりそうですが。。

10月10日に晴れたら残りの作業を行います。
作業を一緒に行いたい方はご連絡ください。

2016年9月12日

バインダー+脱穀機

田植えを間近に控えてバインダーと脱穀機が能登デザイン室にやってきました。

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バインダーは以前も使用したことのある機種。
今の田んぼをやり始めてからは初めての使用になります。
そして、レトロな足踏み脱穀機。
2台とも農家で猟師の谷口くんにお借りしてきました。

機械を借りに行った当日、山の麓の待ち合わせ場所に着くと、
ちょうど罠にイノシシがかかっていました。なんと6頭も!

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1頭持ってく?と言われましたが、今回は遠慮しておきました。
谷口くんの子供も保育園に行かず、見に来てたみたい。

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一昔前の足踏みタイプの脱穀機はまだ試したことがありません。
果たしてどんなふうにお米が脱穀できるのか、新しい道具を使うのは楽しみです。
しかしこれで人に頼ることなくハザ干しした稲を自分のスケジュールで脱穀することができます。

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木のドラムにしっかりと据え付けられた針金で稲を叩き飛ばす仕組みです。
使ってみての報告はまた今度。


2014年7月25日

トマト

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うちの手をかけていないトマト、暑さのせいかどんどん実がなります。
少し前はカラスにも食べられていたのですが、

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最近はカラスよりも先に手を出す子供達。

保育園から帰るとおやつ代わりに片っ端からトマトを食べていきます。
キュウリは成長が追いつかず、太る前に見つかれば食べられてしまいます。

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2014年2月17日

(続)大豆の収穫

大豆の収穫の続き。

仲間と収穫した大豆。
せっせともぎ取った大豆を、知り合いの納屋の中で感想させてもらう事10日程。
一方、もぎ取れなかったものは、通りかかった地元のおばちゃんの声に耳を傾けやはりハザ干し。
空き家になっている軒先で干場を作って乾燥を試みました。

ところが、
11月下旬のいわゆる「鰤おこし」シーズン。
毎日雷がゴロゴロ、雨がザーザー、時には虹がキラリ。
そんなめちゃくちゃな天気の中、納屋の中の大豆も軒先の大豆も全く乾きません。

しびれを切らせ、今度はさやから豆を獲って豆を乾燥させちゃえ!という強引な手段まで使い、今度はもくもくとさやから生豆取り。その大部分はすでに雨で腐っている有様。
それでもボールに少し収穫出来満足しているのも束の間。
日に日に豆からカビが。。。。。

同時に軒先の大豆もウエットなまま。

もう、今年の大豆はあきらめた。
散々時間をかけた割には乾かせない(涙)
そう思いつつ、とりあえず一部の大豆を自宅に持って帰り、玄関横でさらにハザ干し。

豆が乾かないせいか、しばらくは大豆の事を考えたくないせいか、この大豆は結局年明けて1月も後半までこのまま居座るカタチに。そして、雨や雪にも多少あたりながらも、1月終わりには結構乾いて来ている!

いよいよその時がやってくるのです。

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登場したのは何年も前にどこかの納屋から頂いて来た一つの道具。

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そうだ、これこそが豆を叩くものに違いない。
虫食いもこのさい気にしせずに、豆を叩いてみました。

すると、豆がぴょんぴょん飛び出して来ます。

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次に登場するのがコチラ。

これまた、昨秋に倉庫に眠っていたものを頂きました。
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上から豆と殻を入れる。
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ハンドルを回すと

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横から殻が見事に飛んでいきます。
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その結果、
こんな風になりました。

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殻は完全にとれないので、この先は手作業で。


思いかけぬところから始まった大豆作り。(正確に言うとやったのは収穫のみ)

本当に大変さを痛感した一連の収穫作業でした。
でも、またチャレンジします。
そう、今度は植えるところから。

どうぞ、お楽しみに!

(chie taguchi)
2014年2月14日

大豆の収穫

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昨年11月も終わろうというある日のこと。
農家の志野さん一家が植えていた大豆の畑(一反分)を収穫させて頂きました。

既に冬モードに入っている能登の天気は雨続き、その合間を縫っての収穫です。
果たしてこの時期の収穫が適しているのか、遅すぎたのかということも判然とせず、
収穫経験ゼロの"のて"メンバーが集まりました。

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イギリスの庭園家風のICOUの白藤氏、実は彼は鎌を持つのも初めて。

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それでも皆で黙々と大豆の枝を刈り取っていきました。

地元のお年寄りの行動を思い起こせば、確か枝ごと天日干ししていたはずですが、
干す場所がないのと、天気の悪いこの時期では干せないというメンバーの独断により、
手で大豆のさやを取ってしまってから乾燥させようということになりました。

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ビニールシートを広げて次々とさやをもぎ取っていきます。

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米田さんの後ろにこんもりと積まれた大豆、
それも気にせず黙々と作業します。

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収穫が遅れ天気が悪かったせいか、色の悪い大豆も混じっていました。
枝豆の時点でもっと食べておけばよかった。
これを乾燥して、脱穀するお話はまた次回・・




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