2013年6月10日

渋塗り

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建物の土台には、湿気にも強く防蟻性にも優れた能登ヒバ材を使用します。
建前の前にその土台に柿渋を塗りました。

柿渋とは渋柿の汁を圧搾したものを発酵、熟成させた液体で防水、防腐効果が期待できます。
土台は地面に近く雨がかりやシロアリも気になるところなのでその予防として行ないます。

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柿渋の中でも匂いが少ないマイルドタイプというのを使用してみましたが、それでもなかなかの臭さ。
車の中と手の匂いは数日間とれませんでした。

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柿渋の量が多いとムラになってしまうので布で拭き取りながらの作業です。
拭き取ったばかりでは色もそんなにつかず、これで効果があるのかとも思いますが、
暫く日の下で紫外線にあたっているとだんだんと色がついてきます。

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拭き取りしてうっすらと茶色がかった土台。

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こちらは一階の床を支える束達。

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炎天下の中、なかなか気の長い作業です。
しかしこれから少なくとも数十年はお世話になるつもりの縁の下の部材達です。
今のうちにしっかりと手をかけて頑張ってもらおうと思います。



2013年6月 9日

構想温め中。

現在設計中の新築予定の土地。
基本設計が大分固まって来たので、敷地に建物の輪郭を印すためロープを張ってみようと言う事で出かけて来ました。

快晴!空ヒロッ!

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図面を元に、計りながら杭を打ってロープを張っていると、
突然「バタバタバタ〜」と物音。一羽のかもが逃げて行きました。
そして、居た所を見ると。

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卵です。しかもいっぱい。
もうすぐで踏んでしまう所でした。セーフ。

しかしかもさんも、このフラットな敷地のど真ん中に近いところで卵を産み落として育てているとは。
もうちょっと安全な場所はなかったのだろうか?
それとも意外と安全なんだろうか?

いずれにせよ、無事にヒナが孵ってくれる事を願っております。

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一緒にイメージを膨らましに来たお施主さん。
既に卵の存在もご存知で、心配してせっせと草を被せてあげて、卵が無事に産まれる様にと気にかけていました。

この土地に、
かものヒナ達の次に生まれる予定の新しい空間を、お楽しみに。

taguchi


基礎工事が始まりました。

基本設計後に、およその位置で地盤調査を行ってもらった所、とっても地盤の良い土地であった為、地盤改良の必要がなく基礎工事に進むことが出来ました。 

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掘り方を行い、砕石を敷き捨てコンクリートを打設します。

今回はフラットベット基礎という、立ち上がった部分が全てフラットになる形態の基礎を採用しています。

この状態では、盛り上がった部分がスラブ。溝になっている部分が地中梁となる部分です。


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そして配筋工事。


今回は、構造設計を地元七尾出身で横浜で構造設計事務所をされているASD構造設計さんにお願いしました。

同世代ながらも、経験豊富な方で、いろんなことに細かく対応して頂き感謝です。


ASD構造設計 http://www.asd-jp.com/


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無事配筋が終わった所で、瑕疵担保保険の配筋検査に担当の方がやって来ました。

能登デザイン室兼自宅が建つここ能登島は、都市計画区域外のため、確認申請が不要です。その為建設中に行われるのはこの瑕疵担保保険の検査のみ。少々緊張します。


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最後に晴天続きのおかげで天気の心配をすることもなくコンクリート打設の日です。

今回お願いしたコンクリートの配合は24-15-25。

最初の24は、コンクリートの設計基準強度。この時期の温度補正をいれると+3になり、実際の強度(呼び強度)は27N/mm2です。


2番目の15(単位はcm)という数字はスランプ値。

まだ固まる前のコンクリートを筒状のものに入れて、ひっくり返して筒状の物から出した時、どれくらい沈むかを現す値です。


そして、3番目の数字は生コンに入っている骨材の最大寸法の大きさでMAX25mmのものが入っているということになります。


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現場に到着した生コンを検査してくれる検査員の方。

強度は、1週間後と4週間後に出てきます。

その場で調べたのはスランプ値。14cmという値でした。


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コンクリート打設は、"生"モノを扱うという事で、大人数で時間の勝負です。


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型枠屋さん、ポンプ屋さん、生コン屋さん、左官屋さん、現場監督。

それぞれの役割を果たしながら、無事コンクリート打設も終了致しました。


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約8日間の養生期間を経て、6/12に建て方が始まります。


taguchi
2013年6月 8日

箱名の田んぼ

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今年からもう一枚田んぼをお借りすることになりました。
現在自宅兼事務所を建設中の曲(まがり)という集落にある、箱名という谷間の棚田の一枚です。

今まで育てていた田んぼとのコンディションの違いには驚きました。
まず土が赤土で粘土質、そして谷間なので水がとても豊富です。
畦から水が滲み出てくるので田んぼの中にもう一つ畦を作って水を制限するほど。
山水なので水が冷たく、日射量も平地に比べて少なく寒暖の差が激しいので苗の生長も遅いです。
雑草の勢いも心無しか弱い気も・・。

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そしてこちらの田んぼでは、手植えではなくdoppoの藤井さんに田植機で田植えをして頂きました。
田植機での田植えはやはり手植えほど丁寧には植えられないようで、田んぼの中の高低差によっても苗が植えられる深さが違ったり、本数が変わったり歯抜けがあったりします。
そんなところを後から手で植え足していきます。

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この環境の違いが米の味にどう影響するのか、
収穫の日が今から楽しみです。



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珠洲にあるパン屋さん、古川商店で使われていたケーキの型がまたいくつか倉庫の奥から発見されたようです。
さっそくあっただけのパン屋さんの眠っていた時間を時計にしてみました。
できた数だけ限定発売中です。価格は10,500円です。
ご希望の方は当HP問い合わせフォームよりお申し込みください。

※今回の製作分は完売いたしました。また製作予定ができましたらこのblogにてお知らせいたします。


パン屋さんの時計紹介ページ
http://www.notodesign.jp/works/2009/06/panclock.html

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