パン屋さんの時計

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パン屋さんの時計
掛時計
時計枠 古川商店(珠洲)
加工 向鉄工所(珠洲)
10,000円(税別)
※この商品は売り切れました

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奥能登、珠洲にある古川商店というパン屋さんを訪ねた時に、奥さんが倉庫に眠っていたという使い古した道具をいろいろと見せてくれました。目を引いたのが使い古しのケーキの型、何度もケーキを焼かれコゲともサビとも言えないいい表情ができて、ケーキを毎日毎日焼いてきたパン屋さんの歴史を感じさせるオブジェに変貌していました。
これで時計を作ろう、と思い立ってできたのが写真の時計です。

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型の側面に12個のスリットを入れて針をつけただけ。
この側面のスリットは簡単にみえつつも金属を正確に切ることはとても難しく、高岡の高田製作所の職人さんの技術のおかげで正確なスリットが入りました。(その後は古川商店の近くにある向鉄工所の向さんに加工して頂いています。)
横から差し込む光の変化にに合わせて、影も徐々に移動して、時計もその表情を変えていきます。

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こちらは小さいタイプ、大きいものはパン屋さんにお返ししたところお店の中に飾って頂けました。
実は食パンの四角い型もお預かりしているので、こちらもその内発表予定。
使い込まれた道具はそれだけで時の経過を感じさせます。今後も使い古しの道具を時計やリユースできる新たな道具へと作り替えていこうと思うので、いい感じの道具があれば是非ご一報を・・

古川商店さんは毎日でも食べたいくらい、おいしいパンを作ってらっしゃるのですが島からは遠いのが残念です。 でも、最近はネットでも販売をされているようです。超オススメです。

奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎