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パン屋さんの時計

pan_A161193.jpg 少し前の話ですが、奥能登は珠洲にある古川商店というパン屋さんを訪ねた時に、奥さんが倉庫に眠っていたという使い古した道具をいろいろと見せてくれました。目を引いたのが使い古しのケーキの型、何度もケーキを焼かれコゲともサビとも言えないいい表情ができて、ケーキを毎日毎日焼いてきたパン屋さんの歴史を感じさせるオブジェに変貌していました。
これで時計を作ろう、と思い立ってできたのが写真の時計です。

pan_A161189.jpg 型の側面に12のスリットを入れて針をつけただけで見事な時計になりました。
簡単にみえつつも金属を正確に切ることはとても難しく、高岡は高田製作所の職人さんの技術のおかげで正確なスリットが入りました。

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こちらは小さいタイプ、大きいものはパン屋さんにお返ししたところお店の中に飾って頂けました。
実は食パンの四角い型もお預かりしているので、こちらもその内発表予定。
使い込まれた道具はそれだけで時の経過を感じさせます。今後も使い古しの道具を時計やリユースできる新たな道具へと作り替えていこうと思うので、いい感じの道具があれば是非ご一報を・・

古川商店さんは毎日でも食べたいくらい、おいしいパンを作ってらっしゃるのですが島からは遠いのが残念です。 でも、最近はネットでも販売をされているようです。超オススメです。

奥能登でつくる天然酵母のパン・古川一郎
製作協力:高田製作所タカタレムノス

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