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2011年1月29日

iPhone case ナチュラル、ホワイト

ご好評を頂いている"notodesign iphone case"のナチュラルと新色ホワイトの使用経過の写真を更新しました。

notodesign iphone case 革ケース

ナチュラル(ヌメ革)使用後6ヶ月の色合いです。
なかなかいい感じに色が濃くなり、艶が出ています。
いままでは若干汚れていくという感じでしたがこのあたりがターニングポイント。
これからの色の変化とツヤ具合はどんどん味になっていくという感じです。
その変化は持つ人によって様々。自分色に染まっていくケースにさらに愛着がわきますね。

notodesign iphone case 革ケース

そしてこちら新色のホワイト3ヶ月熟成。
もっと汚れが付くと予想していたのですが、思った程ではありませんでした。
しかしホワイトも野球の硬式ボールのように黄なりがかっていく風合いがいい感じです。
購入を検討中の方、参考にしてください。

革職人aikoさんのブログも要チェック。
http://blog.aikonokawa.jp/




2011年1月22日

ドッポさんのパスタ皿

現在doppoの藤井さんと開発中のパスタ皿です。

陶磁器 Doppo 独歩炎 パスタ皿

何の変哲もないお皿なのですが・・藤井さんが作るとなぜかとてもかっこいいのです。
手づくりの陶器はいくら図面でラインを厳密に描いても最終的には作り手の加減一つでモノの印象はすべて変わってしまうと思います。
さらにそのお皿の形もありきたり、となれば僕は何をしたんだろうとも思うのですが・・ようは欲しいお皿ができたらいいのです。

ここからさらに釉薬をかけて白と黒の2種類のお皿をつくります。
まだ焼いていないのでサイズは15%ほど大きいお皿、できあがりイメージは、まだ全然分かりません・・
焼き上がりが楽しみです。




2011年1月21日

山中

漆器の産地山中は大島東太郎商店の商品ご飯木椀、そのシリーズに加える汁碗とぐい呑みを制作するために山中に行ってきました。
木取りから、木地の制作、漆塗り、螺鈿等の加飾まで、すべてが分業となっているのはそのあまりの行程の多さ故です。
それぞれの行程に専門の職人さんがいて、それぞれの高い技術の積み重ねによって一つの道具が完成するという事実を、頭では分かっていたのですが、実際に目の当たりにしてみると、こんな生産システムを完成させてきた日本の漆器の産地のすごさを改めて感じずにはおれませんでした。

_ND70902.jpg

_ND70893.jpg

木取りの荒取りを行う職人さん。
輪切りになった丸太から決まったサイズのお椀をどの位置で何個とることができるか、その最適な場所を瞬時に判断して位置決めをしていきます。

_ND70903.jpg

_ND70896.jpg

_ND70832.jpg

轆轤(ろくろ)を使ってお椀の形状を挽く職人さん、その形状や大きさによっても得意とするところが様々、ぐい呑みは今回小さい物を挽くのが得意な職人さんに作って頂きました。
細かい部分の形状のニュアンスは図面だけの指示では伝わりません。
職人さんの横からちょっかいを出して修正を繰り返します。

_ND70854.jpg

_ND70861.jpg

_ND70877.jpg

微妙な修正を繰り返した際にできた削り節のようなかす。
今回完成したモデルを元に量産分を何百個と同じ形に削って頂きます。
機械の型で一瞬に出来上がるプラスチックの製品とは訳が違います
この後塗装の行程に行くのですが今回はこれまで・・
完成品の発表をお楽しみに。

案内して頂いた大島東太郎商店の太郎さん、どうもありがとうございました。
(太郎さんの写真を撮るのを忘れました・・次回是非)



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