2013年3月21日

自邸 地鎮祭

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長い間設計中でした、自邸兼能登デザイン室の新築工事が、春の訪れとともに始まろうとしています。

先日、無事に地鎮祭を行いました。

工務店から社長と現場監督が。
そして、施主として家族で参加致しました。

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向田の伊夜比咩神社から来て頂いた神主さん。
祭壇には、酒、米,塩、海の幸、山の幸、畑の幸、が並びます。

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今回は、鋤、鍬、鎌も用意して頂き、「鍬入れ」を行いました。

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能登デザイン室では、地元の素材をなるべく使い、地元の風景に溶け込むような家を、
地元の職人さんの技術を活かして作って行きたいと考えています。
なので、こういった節目節目も大切に行っていきたいですね。
昔程盛大には出来ないかもしれませんが、身の丈に合う範囲にて。

今回は設計者兼施主ですが、お施主さんが本当に家づくりを楽しめる事(時には苦しみもあるかもしれませんが)
がとても大切ではないか、そう思っています。

(byタグチ)


2013年3月12日

大工小屋にて

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大工さんと打ち合わせ最中の一コマ。
実際に使う太さの柱を前に木組みの納まりの検証をあーでもない、こーでもないとしています。
日本の家は昔から木を組み立てて構造を作り、その間の壁を板や土等で塞ぐという作り方ですが、木組みというのはその構造を作るための木を繋ぐ大工さんの技術のこと。言わば大工さん専用の言葉です。
主には継ぎ手と仕口というものがありますが、例えばここは追っかけ大栓次ぎ(おっかけだいせんつぎ)というと図面を描かずとも日本全国の大工さんには通じてしまう、今でいう優れたコンピュータ言語のようなものだったのです。
僕はもちろんまだ大した知識はありませんが、現在の大工さんも悲しいかなあまりその技術を振るう機会がありません。
(その理由や問題もおいおい書いていきたいと思います)
今回の僕たちの建築ではその技術を存分に発揮して頂こうとというのも目的の一つ。そして昔ながらの日本の家作りがいかに耐震性に優れていたか、季節によって温湿度差の激しい日本の気候にあった建築方法だったのか、その土地の風土に根ざしたものだったのかということ等をいろいろと探っていきたいと思っています。
棟梁、よろしくお願いします。



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