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今年もいよいよ田んぼの季節が始まりました。

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昨年イノシシに無残にも壊された田んぼの畦、今年はイノシシとの戦いにもなりそうです・・

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台風の時に畦が決壊することもあったので今年は水路を広げつつ、畦の幅も厚くし、高さもなるべく高く盛っていきます。
畦を高くすることで水をたくさん貯めることができ、苗を深水で育てることができます。

参考にしている本「良食味・多収の豪快イネつくり」によれば、深水(水中栽培)の効果は

1. 初期の寒さ、風からイナ体を守り、消耗を少なくする「梅雨までは稲に水の着物を着せて育てろ」と昔から言われている
2. 地温の日較差が少なく、特に夜の地温が安定する
3. 根の身長がよく、吸肥力が大きくなる
4. 分けつはゆっくりとなり太茎になりやすい
5. 還元状態が安定し地温も高いことから、リン酸やケイ酸の肥効があがる。特にク溶性リン酸の肥効が期待できる
6. 浅水に比べて水からのケイ酸の供給が増大できる
7. 有効茎歩合を高めることができる
8. 障害型冷害を克服できる
9. 除草剤の効果があがり雑草を抑制する
10. 水によって植物伸長ホルモン、抑制ホルモンの高利用ができる
11. 生ワラ鋤き込みのガス害がでない

だそうです・・

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隣の田んぼとの境は、畦から山の冷たい水が絶えず染み出してきていて、去年の苗の生育が悪かったので思い切ってこちら側も水路にして内側に畦を作りました。
田んぼの面積はかなり減りますが、田んぼの中の水量を調節できるようにすることで思い通りの田んぼ作りができるようになればと。

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帰り道、のて農の畑前を通ると、遠くに立山が夕日に照らされているのが見えました。


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